[青和病院]石川県金沢市の神経科・精神科・心療内科

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退院後の生活

退院したら、どんな生活を送りたいですか?

入院前の生活、入院療養中の経過、ご家族のこと、経済的なことなどを踏まえて、退院後の生活について考えましょう。青和病院では、患者さまを中心とし、ご家族とともに、医師・看護師・精神保健福祉士、作業療法士などのスタッフみんなで、退院後の生活について一緒に考えていきます。

例えば、

Dさんの場合

Eさんの場合

Fさんの場合

その方に合った生活スタイルを見つけ、自分らしい生活を継続していけるように、サポートします。お気軽にご相談ください。
Dさんの場合:病気とつきあいながら自立した生活を送る

Dさんは30代女性。統合失調症。印刷会社で短時間労働をしながらアパートで単身生活を送っていましたが、数ヶ月前に不眠により調子をくずし、4階心の治療病棟に入院しました。薬物療法と休養、作業療法により回復し、退院を考える時期になりました。

Dさんは、ご家族や関係スタッフと一緒に、退院に向けて話し合いました。 話し合いでの提案やアドバイスも取り入れて、Dさんの退院後の生活は少しずつ形になっていくでしょう。

Dさんの思い

  • また同じ職場で働きたい。
  • 仕事を休んだ分の焦りが少し
     ある。
  • 自立した生活を送りたい。
  • 薬を忘れず飲み続けられるか
     心配…。
  • 自分の病気のことを、もう少し
     きちんと知りたい。

家族の思い

  • 回復してよかったけど、今の
     良い状態を維持していくためには、
     どんなことに気をつけていたら
     いいの?
     この病気について、まだよく分か
     らない部分がある…。
  • 自立してほしいと思うけど、1人
     暮らしで大丈夫かしら…。
     これからも通院するなら、経済的な
     面も心配。
  • 職場の方は、復帰を待ってくれ
     ているので、1日でも早く復帰
     してほしい。
今の薬で合っているようなので、処方を継続します。お仕事は短時間労働とはいえ無理しないように、1日休養日を作ってはどうですか?デイケア生活訓練に来て、同じような病気を持つ方と交流しながら、病気について理解を深めていくのもいいかもしれません。定期受診にも来てくださいね。
入院や通院にかかる費用については、利用できる制度があります。 退院までに一緒にアパートを見に行ってきましょうか。退院後も訪問看護が利用できます。職場復帰についても段階的に考えた方がいいですね。 就労支援が必要な場合には、作業療法士と連携してサポートします。
入院中も身のまわりのことは自分できちんとできていたので、アパート生活に戻っても大丈夫ですね。退院までに、統合失調症について一緒に勉強し、薬を忘れず飲む工夫を考えましょう。ご家族には家族教室をおすすめします。病気についての知識が深まると思います。
入院中の作業療法には休まず参加できていましたし、集中力も回復してきましたね。課題がいくつもあると混乱しやすい傾向にあるので、メモに書きとめて、1つずつ順番に取りかかりましょう。休憩をうまくとり、気分転換することで、疲労を防ぎ、持続力を高められるでしょう。
Eさんの場合:福祉サービスを利用して生活する

Eさんは40代男性。双極性障害。これまで何度か入退院を繰り返し、今回の入院はやがて2年になろうとしています。2階リハビリテーション病棟での生活は安定してきていますが、季節の変わり目などに不安定になる傾向です。当院の外来サービスや社会復帰施設など、福祉サービスを利用した形での退院を考えることになりました。

Eさんは、退院・施設入所に向けて準備をすすめることとし、スタッフと共に施設見学に行きました。そして、それぞれのサービスがどんな特徴があるのか整理してみました。病棟スタッフ、施設スタッフとのやりとりや、体験利用を重ね、Eさんは新しい生活を組み立てながら、退院日を待つことになるでしょう。

Eさんの思い

  • 本当は家に帰りたい。
     でも、入院生活が長く続いた分、
     いろいろな不安もある。
  • 人付き合いが苦手。
     相談相手がいるといいけど…。
  • 仕事ができたらいいけど、
     もう若くないしなぁ。
  • どんな生活スタイルが自分に
     合っているんだろう?。

家族の思い

  • 家族も高齢になり、自宅で共に
     暮らすのは難しい。病状が悪く
     なることがあっても対応できる
     自信がない。
     職員のいる施設への入所なら安心。
     体調がいいときに、自宅に外泊
     に来たらどうか?
     面会にも行くつもり。
  • 時間がかかってもいいから、
     施設生活でいろいろなことを
     身につけて、社会復帰できれば…。

Eさんメモ

Fさんの場合:自宅生活か施設入所かを考える

Fさんは80代男性。認知症。要介護2。物忘れに加えて徘徊や怒りっぽさが目立っていましたが、3階老年期病棟での1カ月の治療により、穏やかさを取り戻しつつあります。しかし、足腰の痛みがあり、車椅子を使うことが増えてきています。病状が安定するまで、もうしばらく入院療養が必要ですが、認知・心理面だけでなく、身体機能面からも、今後の方向性を考えて、準備をすすめておく必要があります。

Fさんに関わる病棟スタッフは、ケアマネージャーと共に、ご家族をまじえ、退院後を見据えた検討会を開きました。Fさんの症状と、ご家族の介護力に応じたサービスを選べることが明確になりました。ご家族は安心して、退院について考えてゆけそうです。早い段階から、Fさんに関わる人たちが連携をとっていくことで、退院時にはスムーズに医療から福祉にバトンタッチすることができるでしょう。

Fさんの思い

  • うちに帰りたいけどね…
  • 足も腰も痛くてねぇ…

家族の思い

  • このまま車椅子生活になってしまう
     と、自宅での生活は難しい。
     高齢者施設への入所も視野にいれて
     考えたい。
  • 自宅退院となっても、日中は家に
     誰もいないので、1人にしておく
     のは心配。